親子の努力で“悪癖”を克服 町田玉川学園少年野球クラブの1番打者・鈴木謙心くんの「長打力開花」

打順変更で芽生えた自覚と高いモチベーション
First-Pitchでは、子どもたちの“がんばった瞬間”を記録して応援する新企画「成長のスコアブック―きのうよりちょっとうまくなった日―」を始めました。子どもの成長の比較対象は他人ではなく、昨日の自分です。日々の小さな成長や努力にスポットを当て、その一歩を大切に記録し、応援していきます。今回は東京・町田玉川学園少年野球クラブの鈴木謙心くん(3年)です。
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鈴木くんは、「長打を打ちたい」という強い気持ちを原動力に、バッティングで大きな成長を見せている。かつてはスイングで手首をこねてしまう癖があったが、チームのコーチでもある父からアドバイスを受けて、家での素振りを続けた結果、「レフトオーバーやセンターオーバーのヒットを打つことができた」と嬉しそうに話す。このバッティングの進化こそが、過去の自分を乗り越えた瞬間だ。
「監督、コーチ、チームメートに『ナイスバッティング!』と声をかけられて嬉しかったです」
打撃で自信を得る一方で、ファーストの守備では新たな課題に直面している。3年生になって担うようになった一塁守備で、送球を捕る際に体を引いてしまい、落球してしまうことがあった。コーチからは「体を前に伸ばして捕る意識を強くすること」と教えられたといい、いつでも安定して捕球ができるよう意識して取り組んでいきたいと語る。

以前は6番を打っていた鈴木くんだが、今はチームを勢いづける1番バッターを託される。3年生チームを率いる大関章寛監督は「直近の試合で言うと、本当に13打数10安打とか、それくらい高いアベレージで結果を残している」と活躍を評価。打順変更が鈴木くんに与えた影響は大きかったようだ。
「1番にしてモチベーションが上がったのか、やりがいを持って、出塁も含めてガツガツやってくれてます」と褒め称える監督。鈴木くんは、勝利のために役割を自覚し、その姿勢でチームを引っ張る選手へと成長を遂げている。
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