高校から「声がかかる」選手の数値目標 鈍足、弱肩を克服…中学強豪が鍛える“3つの部位”

高崎中央ポニーが選手指導で重視する走力&遠投力アップ
中学硬式野球「高崎中央ポニー」(群馬県高崎市)は昨年夏にボーイズリーグを脱退し、ポニーリーグへ移籍。今月18日に開幕する「マルハングループインビテーション 大倉カップ 第51回全日本選手権大会」にはジャイアンツ、ネクスト、フューチャーズの3チームが出場する。部員数は2、3年生が各22人で1年生が29人。計73選手の効率的な成長を促すため、倉俣徹監督は具体的な数値目標を設けるなど指導指針をマニュアル化している。
倉俣監督は、米国でスポーツ科学の修士号やNATA(全米)公認アスレチックトレーナーなどの資格を得たエキスパートで、巨人でトレーニングコーチを務めたほかジャイアンツアカデミーの立ち上げに尽力した。現在は巨人の野球振興部長として子どもたちの育成に尽力している。
高崎中央ポニーでは各チームの監督、コーチらが指導メソッドを共有。マニュアル化して指導に当たっている。体作り、技術の向上、実戦能力の向上の3つに分けて選手にアプローチ。体作りに関しては、走力と遠投力向上に力を入れている。
50メートル走の目標タイムは、体力測定の評価で10点満点を得られる6.6秒以内。塁間では3年で4秒3、2年で4秒6、1年で4秒台だ。塁間を4秒0で走れば、50メートルでは6.5~6.6秒に相当する。チームには塁間を3秒台で走る選手も数人いる。
「地面を押す力がストライドに結び付き、ストライドが長いと、タイムが速くなります。地面を押す力をつけるために太もも、臀部、ふくらはぎを自体重で鍛えます。(3年生で塁間4秒3以内は)決して難しいことではありません」と語る。
遠投では中学を卒業するまでに90メートルを目指す。この目標をクリアしている現在の3年生は6月時点で4~5人おり、例年卒業する頃には10人程度が90メートルを投げるという。地面を押した反動が距離に結び付くそうで、やはり太もも、臀部、ふくらはぎの筋力強化が不可欠。自体重のトレーニングを行っている。「90メートルを投げられれば、高校から“ぜひ来てほしい”声がかかることが多いです」と説明する。
トレーニングは、選手個々の身体的成長に合わせてメニューを組む。「中学生は成長差があるので、その子に合わせた指導をしないといけません」と倉俣監督は言う。それぞれの選手に合わせた方法でフィジカル強化を進める高崎中央ポニー。そこには高校や大学で活躍できる選手を育成するという明確な方針がある。
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