
感覚やイメージによる曖昧指導から脱却…指導レベル向上を目指す
阪神のトレーニングコーチを務めるなどプロ、アマ問わず、野球選手のパフォーマンス向上をサポートしてきた前田健氏が、2025年から「野球動作改善スペシャリスト養成プログラム」をスタートすることになった。
前田氏は筑波大学で体力トレーニング論を専攻後、社会人野球チームをはじめ、2003年から2年、阪神でトレーニングコーチを務めた経歴を持つ指導者。2005年に野球の動作改善専門の個人コーチング施設「BCSベースボールパフォーマンス」を設立し、感覚やイメージによるあいまいな技術指導ではなく、動作の仕組みに基づいた具体的な指導理論を確立してきた。
プログラムは「スペシャリストコース」と「ドリルマスターコース」の2コースを用意。スペシャリストコースでは、投打のメカニズムの理論講習やケーススタディミーティングなどを通じて、包括的な指導力を養成する。ドリルマスターコースは、基本となる動作改善ドリルの習得に特化したコースとなっている。
開設する狙いは感覚やイメージによる曖昧な技術指導から脱却し、動作の仕組みに基づいた具体的な指導を日本野球界のスタンダードとすること。そして、野球人口減少の課題に対し、各カテゴリーでの指導レベル向上を通じて、より効果的な人材育成を実現することにある。これにより、日本の野球界全体の技術指導の発展を加速させることを目指す。
元プロ野球選手のセカンドキャリア支援や、アマチュア野球各カテゴリーの指導者育成も目的としていく。特に、少年野球や中学野球での指導力向上により、野球人口減少という課題に対応し、効率的な育成システムの構築を目指す。受講後は日本野球メカニクスコーチ協会による資格認定試験を受験可能で、合格者にはSS級、A級、ドリルマスターの各資格が付与される。
12月28日、1月6日、1月7日に午後8時〜午後11時に『第一期生募集オンライン説明会』と指導者向け無料セミナー『プロ、アマ、育成各年代への投打動作改善ドリル指導事例』を開催予定。参加ご希望の方は下記のフォームから申し込みが可能となる。
◇オンライン説明会&無料セミナー申込フォーム◇
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