山本由伸が伝えたい野球上達のコツ 練習きつくても…始めた時の“初心”「忘れないで」

更新日:2025.08.06

文:ドジャース・山本由伸 / Yoshinobu Yamamoto

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【連載3】野球が上達したい少年・少女に向けドジャース・山本由伸がアドバイス

 メジャー2年目にしてチームトップの10勝(4日現在)をマークし、ワールドシリーズ連覇を目指すチームの柱となっているドジャースの山本由伸投手が、「First-Pitch」のインタビューに応じてくれた。自身の経験を踏まえ、野球を頑張る少年・少女へアドバイスを送る、題して『教えて! 由伸先生』。最終回は「高いレベルで野球を続けるために」について。(聞き手・真柴健)

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 こんにちは、山本由伸です。今回は少し難しい話になりますが、僕が思う「野球に対する向き合い方」をお話ししたいと思います。

 一番大切なのはやはり、野球の楽しい気持ちを忘れないこと。例えば中学とか高校ぐらいになれば、きつい練習とかマインドが入ってきたりして、嫌になりだす時期があります。そんな時には、多少力を抜いてでも「楽しさ」を忘れないようにした方がいい。野球を嫌いになってしまうと、技術やフィジカルを上げることは難しいからです。

 僕がプロに入って感じたのは、全てを見てきたわけではないですが、結局は「練習がたくさんできる人が上手いし、良い選手になっていく」ということ。少し練習をやっただけで上手くなる人はいない。どれだけ練習できるかっていう、その才能というか続けられる力が重要になると思っています。

 プロになると野球は“仕事”になります。努力を努力と思わずやれることも大事だと思う。そのためにも、やっぱり“楽しさ”がないと、努力するのがしんどくなりますし、そこを上手くコントロールできる選手は強い。野球を始めた時の“楽しい気持ち”を忘れないようにしてほしいですね。

 今は理論やトレーニングなどの情報が溢れかえる時代です。ただ、全てを遮断するのは良くない。もしかしたら、自分に合ったアドバイスが、どこかにあるかもしれない。そこで取捨選択する力を養ってほしい。自分の軸がしっかりあるなかで、少しでも共感できるものがあれば取り入れればいいと思います。

 たくさんアンテナを張って、全部ではなく自分に合うと感じるものを吸い上げていく。言い方が合っているか分かりませんが、「つまみ食い」で作ろうとしても良いものは生まれないと思います。

 最後に改めてになりますが、子どもたちには「野球が好き、楽しい」気持ちを忘れてほしくない。野球だけでなく、好きなことに興味を持つことから“探求心”が生まれます。これからも野球を楽しむ子どもが、1人でも増えてくれれば嬉しいです。僕も負けないようにメジャーの舞台で頑張ります。

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