勝利最優先策には警鐘「有資格選手を最大限ベンチに」
「全員連続オーダー制」を今年導入した大会は、メジャー部門(10~12歳)とインターミディエット部門(11~13歳)の全日本選手権で、予選から適用されている。昨年までは複雑な条件があった「全員出場義務」だが、今回のルール変更でシンプルになったことで、監督や審判員、スタッフらの負担は軽減。運営サイドは肯定的な声が多かったという。
ただ、懸念材料もある。リトルリーグでは、1チームにつき最大14人がベンチ入りできるが、勝利を最優先するために意図的にベンチ入り人数を制限する可能性も生まれる。これを制限する規則はないが、日本協会は声明で「選手の身体的、技量的に安全面での懸念がある場合をのぞき、有資格選手を最大限、大会登録しベンチに入れていただくことを希望します」と訴えている。
ベンチ入りメンバー全員が出場することを前提に、“改革”に着手しているリトルリーグ。今回の「全員連続オーダー制」は、少年野球のあり方として一石を投じるものになりそうだ。
〇全員連続オーダー制のポイント
・大会登録選手は全員打順に入れる。全て打順は固定
・守備の選手交代は自由(投手・捕手は別途規則がある)
・リエントリーは廃止、コーテシーランナーを採用
・試合中に故障などで出場できなくなった選手の打順はスキップ
・適用は国際トーナメントのみ(ブロック、連盟予選を含む)
※コーテシーランナーとは2死からの臨時代走。走者が投手や捕手の場合、コーテシーランナーに交代できる。




