“心のコントロール”が上達に直結する プロが伝える緊張との付き合い方とは?

公開日:2022.04.29

更新日:2023.12.26

文:First-Pitch編集部

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代走のプロ野球記録樹立、2軍で10回連続盗塁失敗から学んだ心と頭の鍛え方

 少年野球の悩みは技術だけにとどまらない。動画配信サービス「ターニングポイント」のメンタル特集では、プロ野球記録を持つ走塁のスペシャリストや、少年野球指導歴20年のメンタルスペシャリストらが出演。技術を高める考え方や緊張との向き合い方、さらには保護者が知りたい野球が上達する親子の距離感を解説している。

【動画】盗塁に自信のない子へ送る 元巨人鈴木尚広氏が解説する走塁の準備と心理

 技術的な知識を吸収するだけでは、思い通りにプレーするのは難しい。野球の上達に「心」は不可欠な要素。「ターニングポイント」のメンタル特集では、各分野の専門家が心をコントロールする方法などを解説している。

 代走でプロ野球記録の132盗塁を記録し、“神の足”とも言われた元巨人・鈴木尚広氏は「走塁・盗塁はセンスや足の速さが問題ではない」と説く。考え方や意識の持ち方で技術は格段に上がるという。かつて2軍で10回盗塁を試みて10回失敗した経験から、どのように走塁のスペシャリストになれたのかメンタルの重要性を伝えている。

 プロ通算219勝を挙げた元中日・山本昌氏と、日本ハムとヤクルトでプレーして引退後はスポーツメンタルコーチとして活動している今浪隆博氏は、緊張との付き合い方を語っている。「毎試合、足が震えていた」という山本氏は心をコントロールするアプローチを紹介。今浪氏は「緊張=悪」という固定観念から脱する必要性と方法を語っている。

 学童野球や硬式野球のチームで20年以上指導者を務め、子どもや保護者をメンタル面でサポートする年中夢球氏は、子どものやる気スイッチの探し方や野球が上達する親子の距離感などを解説している。挫折をした時こそが子どもが成長するチャンスで、親にはどのようなサポートが必要なのか。自主的に練習する子どもと、練習しない子どもの差はどこにあるかなど、豊富な経験から導き出した解決策を示している。

 他にも技術を向上させる心の鍛え方や、子どもにポジティブな考え方をさせる指導法といったメンタルに関する理論や成功体験をトレーナーやスコアラーが披露している。

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【TURNING POINT メンタル特集】
https://tp-bb.jp/contents/category/mental

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