エラーを防ぐ守備の「正しい姿勢」 “脱力と集中”が鍵…小学生で覚えたい肘と膝の役割

公開日:2025.11.14

文:First-Pitch編集部

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元巨人チーフスコアラーの三井康浩さんが指南する「守備姿勢の基礎」

 守備の基本習得は、野球を始めたばかりの子どもにとっても重要だ。基本ができているかで、その後の成長が左右される可能性もある。基礎的な技術が未熟なまま高度なプレーを練習しても逆に悪い癖となり、修正に時間がかかる場合も多い。巨人や2009年WBCで日本代表チーフスコアラーを務めた三井康浩さんは、守備の基本となる準備姿勢について肘と膝の使い方に着目。簡単に意識できるチェックポイントを紹介している。【記事下の動画を参照】

 まずは肘の使い方について。肘から先を柔らかく使うことで様々な打球に反応できる。具体的には、へそから上の打球に対しては肘から先はワイパーのような動き。へそから下は肘を起点に振り子のような動きをすることが理想だ。

 ポイントは「肩の力を抜いて、肘から先を柔らかく使うこと。固めてしまうと、自由な動きができなくなる」という。肘から先の使い方に意識を向けることで、球際のハンドリングの精度を高めることに繋げられる。

 もう一つ重要なのが捕球姿勢に入ったときの膝の使い方だ。「捕球は必ず体の正面。膝を曲げる際、膝がつま先よりも前に出ない形を意識する」ことが望ましいと解説している。

 さらに「おへその下と太ももの裏側にしっかり力を集中して入れる」ことで、下半身の安定感が増すという。この時、体幹がぶれたり、下半身が緩んだりする形にならないように注意する。上半身は臨機応変に対応できるような”柔らかさ”を意識することも重要だ。

 子どもに適切な守備を指導するには、高度な技術から入ることなく、まずは基礎を確実に習得させることが望ましい。一流プロの取り組みを多く目にしてきた三井さんが解説するポイントを参考に、野球の基本技術を学んでほしい。

【実際の動画】小学生のうちに固めたい守備の「準備姿勢」 スムーズな動きに繋げるヒントは“脱力と集中”

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