反省から学んだ指導 元甲子園球児だったレッド吉田さんが息子と追い続ける夢

次男には厳しくしないように心がけた野球指導

 長男の時の反省を踏まえて、次男には厳しくし過ぎないようにしました。幼稚園の時から長男と同じ野球教室に通っていたので、小学1年生の時から誰よりも上手かったですね。次男は小学4年生になって、リトルリーグに行きたいと言ってきました。当時は、いい仲間が揃ってきていたので、「今の仲間とやろう」とリトルを止めればよかったのですが、その時は「硬式に早く慣れておいた方がいいのではないか」と考えていました。

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 僕自身は中学まで軟式だったので、高校で硬式の打ち方や弾み方に慣れるまで時間がかかってしまいました。次男には硬式を握らせておいた方がいいという焦りがあったんですね。結局、次男は2か月で肘をけがしました。そこから1年くらいは、治って投げると痛みが出るという繰り返し。投手で中学、高校に進んでほしいと考えていたので、ピッチングしか教えていませんでした。

 中学でも野球を続けましたが、スイッチが入らなかったんでしょうね。レギュラーで活躍することはできませんでした。僕も土日はレギュラーの仕事があって、次男の試合を一切見られなかった。毎週見に行けていたら、次男の変化は把握できたはずです。もっと近くで見て、アドバイスをする時期が必要だったのではないか。けがで挫折をした時もありましたから。

 次男は埼玉県の強豪高校に進んで野球部に入りました。監督もチームメートもよく、3年生ではメンバーに入ってくれました。ただ、その進路は正しかったのかなと思う時もあります。僕の中で都内のあまり野球が強くない高校より、埼玉県の強豪高校の方がいいのではないかという気持ちがあって、次男には後者の方を勧めていました。もし、都内の高校で主力としてプレーしていたら、もっと伸びていた可能性もあったんじゃないかなと。

 末っ子の三男には長男と次男の反省を生かして、どうやったら子どもが納得できる野球人生を送れるのかを日々、考えています。僕自身の野球熱、指導熱は上がっていますが、今回は冷静な部分もあります。学童のコーチを始めて半年が経ちます。コーチをしているのは「がっつり入り込んでやらないと見えないものがある」と感じたからです。

 どうやって学童野球に向き合うのか、まだまだ、もがきながら子育てをしています。三男には小学校卒業までの期間で、野球IQと順応力を身に付けてほしいと思っています。そうすれば中学校で中心選手となり、その自信が高校につながるはずです。その子に合った子育てが必要なのは分かっていますが、その方法を見つけるのは簡単ではないですよね。

○プロフィール
レッド吉田 1965年10月30日生まれ、京都府出身。名門・東山(京都)で1983年の夏の甲子園に出場する。ゴルゴ松本とともにお笑いコンビ・TIMを結成し、バラエティ番組で人気に。野球が大好きで、5児の父としても奮闘中。三男・運(めぐる)くんをプロ野球選手にするために立ち上げたYouTubeチャンネル「レッド吉田の野球子育て奮闘記~めぐる巨人への道~」を開設中。

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