中学野球で習得すべき技術を一流プロが伝授 指導者&保護者にも必要な“思考”の整理

文:First-Pitch編集部

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前横浜高校監督や全国制覇したシニア監督、元メジャーリーガーや沢村賞投手が出演

 少年野球の子どもたちが未来を変えるきっかけとなるプログラム「ターニングポイント」は、技術指導だけにとどまらないテーマが大きな特徴。各分野のプロフェッショナルが、保護者や指導者の悩みを解決するアプローチも明かしている。指導論特集では元プロ野球選手に加えて、強豪シニアの指導者や甲子園常連校の元監督らが登場。ジュニア世代にやっておきたい練習や、保護者が気になる進路などについて語っている。

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 子どもたちのパフォーマンスアップにつながる技術指導以外にも、保護者や指導者が知りたいコンテンツの充実が、「ターニングポイント」が選ばれている理由でもある。指導論特集に登場するのは、経験豊富な指導者たちだ。

 前横浜高校の監督・平田徹氏は、プロで活躍する数々の選手を指導してきた。パイレーツ・筒香嘉智外野手や日本ハム・近藤健介外野手といった教え子を例に、伸びる選手の特徴や共通点を挙げる。保護者の悩みに多い進路については「メンバー争いができる高校を選んだ方が良い」と自身の経験から助言。その理由を動画で説明している。

 2007年にチームを立ち上げてから日本一を3度達成している、茨城県の取手リトルシニア監督・石崎学氏はチーム作りや指導方針を明かす。攻守で基本的な動きの反復練習を徹底するのは、目の前の勝利以上に子どもたちが上のステージでプレーする際に必要な技術を身に付けるため。技術指導や練習を子どもの成長に合わせる大切さを語っている。

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