選手を鼓舞する「一体感の象徴」 歌でチームをまとめる学童野球“パパ監督”の願い

選手のお母さんが作ったチームソング、選手は試合前に歌う

 First-Pitch編集部では少年少女野球に関わる人たちの現場の声を届けていきます。今回は、世田谷区で活動する「烏山ウイングス」。野球人口が減る中、“パパ監督3年目”の本松史年監督は30周年を迎えるチームを今後も残していくため、日々、奮闘中だ。チームの指導例を紹介する連載「ひきだすヒミツ」。このチームのオリジナルソングに迫る。【川村虎大】

◇◇◇◇◇◇◇

――チームの特徴は

「代々、お父さんコーチが監督を務めています。親御さんが一緒に関わることができるチームです。私も長男が小学6年生になった今年から高学年の監督をしています。保護者の目線ですが、子どもたちもお父さんと野球できるのは嬉しいことなのかなと思います。親子が近いチームです。あとは、チームの歌があります」

――チームの歌とは

「ある代のお母さんの1人が歌手活動をしていて、昨年、作っていただきました。5、6年生のチームが試合前に歌っています。低学年は歌っていませんが、高学年になったら覚えるので一体感の象徴だと思っています。『Go Go ウイングス』というタイトルで、卒団式などでも歌います」

――試合に勝利したら歌うのですか?

「試合前に、選手が自分たちの気持ちを高めるために歌います。(新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける)こういう時期なので、大々的にはできないのが残念なのですが……。親御さんの力を持ち寄って運営しているチームなので、選手もコーチも保護者さんも『ワンチーム』でやっています。チームとしては、そこも売りかなと思います」

――見ていて感じる効果はありますか?

「やっぱりいいですね。『いくぞ!』という気になるので、とてもいい。勢いがつく曲を作っていただきました」

【次ページ】「試合以外は(保護者が)お茶を出すような仕事はありません」