ジャイアンツJr.に女子で初選出 最速114キロのスーパー小学生が描く未来図

2021.10.02

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濱嶋葵さんは「荻窪ビクトリー」に所属、父と二人三脚で成長

 ダイナミックなフォームから投じられたボールが、キャッチャーミットへ一直線に吸い込まれていく。学童野球チーム「荻窪ビクトリー」でエースで4番を務める小学6年生の濱嶋葵さんは、12月に行われる「NPB12球団ジュニアトーナメント2021」に出場するジャイアンツジュニアに、史上初めて女子で選出された逸材だ。ノビのある直球を始めて見た人は皆、目を丸くする。【川村虎大】

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「力と力の勝負。男の子からたくさん三振を取るのが楽しいです」。葵さんは屈託のない笑顔で語る。「転んで怪我をすると、練習ができなくなる」と、友人との遊びも控えるほどの野球好き。現在は土日は所属チームの練習に参加し、平日は近所の公園で父・翼さんと練習に取り組む。

 野球に本格的に取り組んだのは小学1年生の頃。父が休日に行っていた草野球に連れていってもらったことがきっかけだった。真剣に野球をする父の姿を見て、自分もやりたいと訴えた。地元の荻窪ビクトリーに所属すると、小学2年生から投手を任されるようになった。

 女子プロ野球チーム「埼玉アストライア」に影響を受け、プロになることが目標となった。父に話すと、「本気でプロを目指すならみんなの2倍、3倍は練習しなければいけないよ」と言われ、そこから二人三脚のトレーニングが始まった。

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