子どもでも扱える“サポートバット”の特長は? 元阪神コーチが動画で教える打撃上達のコツ
始めたばかりの子に野球用語は「難しい」ため、動画と連動
野球を始めたばかりの子どもたちが正しいスイングを身に付けられるよう、ミズノが開発したバット「ヒッティングナビ」の特徴は、付属の動画にもある。阪神でトレーニングコーチを務め、少年からプロまで幅広い年代のパフォーマンス向上をサポートしている前田健さんが講師となり、スイングのポイントや体の使い方を子どもたちの目線で解説している。
ミズノが発売した「ヒッティングナビ」は、チームに入って野球を始めたばかりの小学1年生から3年生くらいを対象にしている。正しいスイングが身に付くよう、まだ握力や腕力が十分ではない子どもたちでも握りやすく、振りやすい設計となっている。
たくさんヒットを打ちたい。子どもたちの願いをかなえるため、上達を助けるのがバットと関連させた付属の動画だ。講師を務めるのは前田健さん。阪神の元トレーニングコーチで、18年ぶりとなる2003年リーグ優勝に貢献した。現在は、プロもアマも問わず、パフォーマンスを向上させる動作改善指導専門施設を運営している。
動画では、前田さんが「ヒッティングナビ」を使いながら、正しいスイングと体の使い方を解説している。例えば、初心者に多いスイングに「腕が先に出てしまう」ことを挙げる。このフォームではバットにボールが当たっても力が伝わらず、ボールを遠くに飛ばすことができないため、背骨を中心に上半身を回す見本を示している。