受験を選び、指導者から1時間のお説教… 少年野球と勉強の両立はできないの?

二者択一は野球人口減少につながる懸念

 小学校高学年になると、首都圏を中心に少年野球の保護者が直面する問題がある。親の抱える悩みや問題解決のヒントを示す連載「野球ママのReality」。第4回のテーマは「少年野球と受験」。2人の息子が小学生時代、首都圏の野球チームに入っていた玲奈さんは、指導者が考え方を変えないと野球人口が減ると危機感を抱いている。

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 少年野球チームでは中学受験のために、小学4年生くらいから、塾に通う子どもたちが出てきます。指導者の中には、「塾で休むのは許さない」という人がいますが、その考え方は野球人口の減少につながっていくと思います。ご家庭によっても価値観は違うので、正解はないかもしれませんが……。

 色んなチームの話を聞くと、「模試で練習を休みます」と指導者に連絡したら、1時間も説教されたお母さんがいました。かなり精神的にまいって、野球を続けるか、受験をするか、どちらかをあきらめるしかないと悩んでいました。子どもは指導者から「ここで野球を辞めたら、お前の野球は終わり」というような話をされたそうです。仮に中学受験の勉強で1年ほど野球から離れたとしても、中学で再開できるはずです。でも、小学生が指導者に言われたら「そうなのか」と思ってしまいますよね。結局、その子は自分の判断で野球を選んで、受験はしなかったそうです。

 このチームのように、野球と受験の二者択一を迫らないまでも、両立は無理という雰囲気のチームもあります。塾や模試で練習や試合に出る回数が減ると、子どもたちは「チームに迷惑がかかる」と申し訳なく感じ、自ら辞めたいと申し出るケースは多いです。

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