未来ある野球少年少女を守るため ポニー全国大会で肩肘検診室「中学野球は通過点」

エコー検査機で肘の状態をチェック、小学生時の故障歴も判明

 22日から開催されているポニーリーグの全日本選手権。大会本部がある東京・江戸川区球場の医務室には、大会期間を通じて肩肘検診相談室が開設されている。大会3日目の24日には、ポニー大会で準々決勝を戦った埼北ウィンズの全登録メンバー16人が受診し、現在の肘の状態について理解を深めた。(2021年7月25日、Full-Count掲載)

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 肩肘検診相談室を担当するのは、トミー・ジョン手術の権威でもある古島弘三医師をはじめとする館林慶友整形外科病院のスタッフたち。埼北ウィンズの検診は古島医師が担当し、エコー検査機を使って各選手の肘の内側と外側から状態をチェックした。

「小学生の頃に肘が痛かった経験があるでしょう?」

 映し出された肘内側の画像を見た古島医師が、そう質問したのは9人。その全員が「はい、あります」との返事だったが、幸い現時点で痛みを感じる選手はゼロで、大きな怪我につながるような故障は発見されなかった。

 健康な肘であれば滑らかに映るはずの骨のラインだが、故障歴のある選手のラインはデコボコに映る。

「ここは剥離骨折した箇所が自然に治った痕ですね」

「これは剥離した骨と肘の骨との距離が遠くて完全にくっついてはいない状態にあります」

「故障した痕があるから、練習でも投げすぎないように球数限度の範囲内で」

「肘の内側に張りを感じたら無理をしないで。張りは痛みの前兆だから」

「外野手だったら、練習ではあまり遠投をし過ぎないようにしよう」