試合が終わったリラックス効果のある下着 野球選手が愛用する理由とは?

2021.08.30

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計算された形で解放感とフィット感を両立 メジャーリーガーも愛用

 アンダーウェアの常識を変えた。メジャーリーガーも愛用するウエストゴムなしの包帯パンツは、その名の通りウエストのゴムがない。リラックス効果の高さがリピーターを増やしているという。

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 包帯パンツとは、包帯の素材でできたパンツ。汗をかいてもまとわりつかない。それでいて動きを阻害しない素材が人気を博し、2007年の発売から「他のパンツは考えられない」という選手が現れるほどの人気になった。普段使いはもちろん、練習でも効果を発揮する。

 練習や試合の後、アンダーウェアのウエスト部分を緩めると心身をリラックスさせる効果があるとされている。これまでは、下着を脱ぐ以外に方法がなかった。この常識を覆したのが、素材に包帯を使ったパンツを開発したHOHTAIが販売する「包帯パンツ ウエストゴムなし」だ。プロのトレーナーが勧めていることもあって、愛用者はアマチュアからプロまで幅広い。特に長時間の移動が多いメジャーリーガーに重宝されている。

 ウエストにゴムがなくても、ずれ落ちることはない。その理由は試行錯誤の末に辿り着いた形にある。従来のパンツはウエストを締めて固定するが、「ウエストゴムなしパンツ」は、ウエストに面で触れる立体的な裁断を取り入れた。これにより、フィット感と解放感の両立を実現させた。

 野球界に広がっているアンダーウェアの誕生は、意外な理由からだった。百貨店のバイヤーが高齢者から「ゴムなしのパンツを作ってほしい」と要望を受けた。ただ、経験したことのない難題だけに、どのメーカーにも製造を断られた。そこで、白羽の矢が立ったのが、素材に包帯を使った世界初の「包帯パンツ」を開発した“業界の異端児”でブランド『HOHTAI』を手がけるログイン株式会社の代表取締役・野木志郎さんだった。形や角度を何度も計算し、ゴムを使わなくてもずれ落ちない商品を完成させた。

トレーナー間の口コミで広まったアイテム、人気に

 海の向こう、メジャーリーガーにも愛用されているのは、「トレーナーたちの口コミが大きい」と野木さんは語る。アスリートの自律神経は休息に入るタイミングで、副交感神経が交感神経よりも優位になる。トレーナーによるマッサージなどは、心身がリラックスする副交感神経を促す効果がある。ウエストの圧迫は副交感神経の働きを妨げることを知っているトレーナーたちが「ウエストゴムなしパンツ」を推奨しているという。

 包帯を素材に使ったアンダーウェアで業界に革命を起こしてきた同社のブランドは、歩みを止めない。リラックス効果を高めるだけでなく、「夏場は暑さで汗が気持ち悪い。冬場は寒さでかゆくなる」というウエストゴムの問題を解決した。野球用品以外にも、体をケアする商品が世の中には存在する。視野を広げてみてはいかがだろうか。

(First-Pitch編集部)