「バッチコイ」は求めず…「意味のある声を出していこう」
練習を頑張るのは当たり前だが、子どもたちの何気ない仕草にも注目している。打撃練習を終えた後、次の打者のために打席の足場をならしているか、バット、グラブ、スパイクなどしっかり並べているか――。
技術に走るだけでなく、チーム全体を見られる“視野の広い”選手になることも上達するために必要な要素と考えている。
練習や試合での声出しについても「意味のある声を出していこう」と、学童野球で“定番”の「バッチコイ」などは求めていない。試合の状況、次に起きるプレーを想定しながら「失敗してもいいから、自分の思った状況や気持ちを言葉に出す。もし、間違っていたらこちら(指導者)が教えればいい」と伝えている。
各選手の目標設定を大切にし、プレー以外の“人間教育”を第一に指導を続けている。